ばね指

ばね指とは?
ばね指とは、指に発症する腱鞘炎(けんしょうえん)の一種を指します。ばね指を発症すると、指の付け根の痛みや腫れなどの炎症症状が現れることになります。ばね指の初期症状は朝方に悪化することが多く、日中は指を使用することで症状が軽減することが期待できます。病状が進行すると、“ばね現象”と呼ばれる、指がはねるような動作を伴うようになります。
ばね指は、女性ホルモンが関与していることもよく知られており、妊娠後期や更年期の女性に多いのも特徴です。若い人や男性では、日常生活で指をよく使うことが原因になることが多く、特にキーボードやスマートフォンの入力作業が関連して発症することがあります。
ばね指の根本原因は?
「日頃から手や指をよく使っている人は、腱や腱鞘に大きな負荷がかかっているため、炎症が起こりやすいです。
ばね指は、男女問わず、誰でも発症するリスクがありますが、ホルモンバランスや家事動作で指を使うことが多いため、女性に発症しやすいです。
50歳前後の女性は、女性ホルモンの分泌により、腱や腱鞘の状態が弱く傷みやすくなる上、血行不良により腱鞘の内部が狭くなるため、ばね指発症のリスクが高まります。妊娠中や産後の女性も、更年期と同様にホルモンバランスが乱れやすく、一時的に更年期と似たような状態に陥るため、ばね指になるリスクも高まります。
関節リウマチや糖尿病のような持病がある方は、末梢の血行が悪いため、ばね指を発症しやすくなります。さらに、一度炎症が起きると軽減が期待できるまで時間がかかるため、重症化するケースも少なくありません。複数の指に発症する場合や(多発性)、一度軽減しても再発するケースもあるため、基礎となる持病をしっかりと施術することも重要です。
こんなお悩みはありませんか?
指を曲げると引っ掛かって戻りにくい
指を曲げると痛みを感じる
ペットボトルを開けるのが辛い雑巾を絞れない
朝起きると指がこわばって動かしずらい
これらの症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
ばね指は日常生活のなかで様々な支障をきたしてしまう病気です。ならないに越したことはありませんが、人生なにがあるか分かりません。
先にも述べたように「ばね指」は『腱鞘炎』の一種ですので指の使い過ぎが主な原因ですが時々と糖尿病や関節リウマチといった病気と関連して発症する事もあるので注意を払いましょう。
症状として、初期には朝方のこわばりが主で日常生活のなかで徐々に緩和していきます。症状が進行していくと指の曲げ伸ばしがスムーズに行えなくなり、さらに進行すると腱がこぶ状に肥大し腱鞘を通るときに引っかかってしまう症状があり、悪化すると引っ掛かったまま動かなくなる「ロッキング」という病態に行こうする可能性もあるので早めの治療をオススメします。
ばね指に対する当院の考え
当院では、初期症状であれば腕や手周りのマッサージやストレッチなどで対応可能と考えております。また、当院にお越しの患者様の中には、ばね指で通っている方がいらっしゃいます。その方の場合、指を曲げると手掌部分で引っ掛かり感を覚え、伸ばす際には勢いよくはじける感じで伸びるという症状でした。しかし、マッサージと電気施術を行うことで、徐々に症状が軽減され、現在ではほぼ症状がなくなっています。
中期症状までであれば、整骨院での施術が可能な場合が多いため、勇気を出してご来院されることをおすすめいたします。
ロッキング症状まで進行していた場合、残念ながら整骨院での施術は難しいため、整形外科での診察を受け、薬物療法や手術も視野に入れることが良いでしょう。
そうならないためにも、まずは当院へお越しください。
ばね指はなぜ起こるのか?
ばね指は腱鞘炎から進行し、引っ掛かりが生じることでばね現象が起こり、それがばね指と呼ばれています。
では、なぜばね指が起こるのかというと、手の使いすぎが原因となります。指を多く動かすことによって、指の付け根に負荷がかかり、指の付け根付近にある腱や腱鞘にも負荷がかかります。その負荷が続くことで、炎症が発生します。日常生活でよく見られる例としては、キーボードやマウスの操作、ゴルフやテニスなどの手を使うスポーツ、ピアノなどの楽器演奏、洗い物などの家事が挙げられます。
ばね指を放っておくとどうなるのか?
ばね指の状態が長く続くと、指の第二関節が硬くなり、他の指の動きにも影響が出ることがあります。その結果、握りこみができなくなり、握力も低下してしまいます。また、変形をきたす可能性もあり、手術を行っても十分には良くならないこともあります。
そのため、原因や日常生活でどの場面が原因となっているのかを知ることも必要です。しかし、手の安静を保つことはなかなか難しいですが、まずは原因となっている手の使いすぎを避け、こまめにストレッチなどのケアを行うことで、ばね指の進行を防ぐことが大切です。
できるだけ早めに施術を受けることをお勧めします。
ばね指に効果的な当院の施術メニューは?
「ばね指に対する当院の施術としては、手の極み、ハイボルテージという電気施術がございます。 手の極みでは、前腕の筋肉を集中的に指圧し、血流の循環を高めることが期待できます。それにより、前腕の筋肉や腱を緩めることができます。また、手の極みには松竹梅の3種類のメニューがあり、梅では指圧のみを行い、竹では指圧に加え、O2クラフトという高濃度酸素を含むオイルを塗布します。松では、指圧に加えてノンFモンスターという老廃物を排出し、代謝アップの効果が期待できるクリームを塗布します。 ハイボルテージの電気施術では、前腕の筋肉などを緩めることができます。」
その施術を受けるとどう楽になるの?
手技による指圧を行うことで、こり固まった筋肉に刺激を与え、少しずつほぐすことができます。これにより筋肉が緩み、血流が良くなり、痛みの軽減が期待でき、楽に感じることがあります。
鍼施術では、通常の針よりも細い針を使用し、痛みや炎症がある場所や肩や腕の筋肉に対して刺すことで、痛みや炎症を和らげることができます。
電気治療も同様に、指に関わる筋肉や腱、肩や腕周りにパッドを貼り、特殊な電流を流して炎症や痛みを軽減することができます。
ばね指でお悩みの患者様やお悩みの身近な方、ご家族の方がいらっしゃいましたら、悩まずに当院のスタッフと一緒にお身体を軽減させていきませんか?
ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?
指は日常生活や仕事で使用する頻度が高く、負担がかかりやすい部位です。そのため、施術の頻度を多めに行うことで、痛みの軽減が期待できます。もし痛みが強い場合は、毎日施術を行うことをおすすめしています。痛みが軽減してきましたら、週に3回や4回とペースを落として、状態を見ながら施術を行います。
施術頻度については、皆様の生活背景に合わせて相談させていただいておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。