肉離れ

こんなお悩みはありませんか?
損傷、断裂部の痛み
押したときの強い痛み
付近の関節を曲げ伸ばししたときの患部の強い痛み
皮膚上に認められるへこみ
内出血
筋肉痛がある
手足の痛みがある
背中の痛みがある
股関節が痛い
足のつけねが痛い
最近やせてきた
しびれや感覚のおかしさがある
肉離れには上記の症状があります。
肉離れのことを専門的に「挫傷」と言います。準備運動を十分に行わなかったり、疲労の蓄積で筋肉の柔軟性が低下している状態などで急激な運動を行い、 筋肉の線維を損傷してしまうことで起こります。
ふくらはぎや、太ももの裏(ハムストリングス)に多い症状で、殿部などにも発生することもあります。
肉離れで知っておくべきこと
肉離れで知っておくべきこととしてご紹介します。筋肉を痛めた時は初期対応が大切になります。
肉離れを起こすと筋肉の繊維が損傷され、筋肉の周囲の血管も同時に傷つき、皮膚の下で出血を起こします。初期の対応としては、この出血を少なくすることが大切です。
出血を少なくする方法について詳しくご紹介いたします。この方法はそれぞれの頭文字を取ってRICE処置とも言います。
1. 安静(Rest)
肉離れを起こしたらまずは運動を中止しましょう。特にストレッチや痛めた筋肉を収縮させると強い痛みが出ます。このような動きにより筋肉の傷口が広がり、血管の傷と出血量が増えてしまいます。歩いて痛いときはなるべく歩かないようにし、松葉杖を使うなどして痛みが出ないようにしましょう。
2. アイシング(Icing)
損傷された組織に氷を当て冷やすことで周囲の血管を収縮させ、出血を少なくすることができます。反対に湯船などに浸かり温めてしまうと出血が増えるので、初期は控えましょう。アイシングは通常、氷のうを使い、1回15分~20分間行います。寝るときに冷湿布を貼るのも効果が期待できます。
3. 圧迫(Compression)
自宅に伸縮性のある包帯やバンテージ、痛めた部位に適応したサポーターなどがある場合は使用することをお勧めします。軽く圧迫することにより、筋肉は動きにくくなり、出血量を少なくすることができます。
4. 挙上(Elevation)
長時間立っていると血液は重力により下に溜まります。足を痛めた場合、寝るときや練習や試合を見学しているときに、足の下に枕やタオルを入れて体より少し高くしてあげてください。溜まった血液を心臓に戻し、出血を減らすことができます。
セルフ処置で特に重要なのは、1と2です。ですので、肉離れを起こしたら「安静にしてアイシング」と覚えておいてください。
症状の現れ方は?
肉離れの症状は、急激な動きや無理な負荷が筋肉にかかった際に現れることがあります。
まず、損傷した部分に突然の鋭い痛みを感じ、筋肉に力を入れようとすると痛みが増すことが多いです。痛みは動作中だけでなく、安静にしている際にも感じることがあります。次第に患部に腫れや硬さが現れ、周囲に内出血が生じる場合もあります。
また、損傷部位を押すと強い痛みが伴い、筋肉の柔軟性が低下するため、日常の動作が難しくなることがあります。痛みと腫れにより筋肉の動きが制限され、力を十分に発揮できない状態が続くことが特徴的です。なるべく早い手当を行うことが大切です。
その他の原因は?
肉離れの症状は、筋肉が急激な負荷を受けるだけでなく、筋肉の疲労が蓄積した場合や、不自然な動きをした際にも現れることがあります。例えば、長時間同じ姿勢を続けたり、急に体勢を変えることで筋肉が伸縮しすぎると、突然の痛みが感じられることがあります。この痛みは鋭く、筋肉に力を入れられなくなることが特徴です。また、筋肉の一部が硬直し、腫れが伴うことがあります。
さらに、筋肉の損傷が進むと内出血が見られ、皮膚が青紫色に変わることもあります。これにより、筋肉の動きが鈍くなり、通常の動作が難しくなることが一般的です。
疲労や繰り返しのストレスによっても症状が現れ、筋肉の柔軟性が失われ、痛みや不快感が長時間続くことがあります。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れ(筋肉の断裂)は、放置するとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。最初は軽度の痛みや腫れが生じ、放置することにより傷が悪化し、重度の損傷に繋がることがあります。
長期間放置すると、筋肉が萎縮し、筋肉の機能が低下し、柔軟性が失われていき、日常生活や運動時のパフォーマンスに大きな影響を与えることが考えられます。これにより、他の筋肉や関節への負担が増し、別の部位に怪我を引き起こすリスクが高まります。
また、慢性的な痛みや不快感が続く可能性もあり、結果的に長期的な施術が必要になることもあります。早めに施術を行うことで、再発を防ぎ、痛みのない日常生活やパフォーマンスが取り戻せる可能性があります。適切なケアを行うことが大切です。
当院の施術方法について
当院の施術方法にはいくつかの種類があります。
一つ目は、手技による指圧です。
指圧では、刺激を与えることによって反射作用を引き起こし、機能の調整を図ることができます。また、股関節に付着する筋肉にアプローチすることで、少しずつほぐれ、楽になることがあります。
二つ目は、電気療法です。
当院の電気療法は、EMSという機械を使用して行います。EMSは微弱電流を流し、腫れや痛みを軽減することができます。また、ケガの早期回復を助け、筋肉を鍛えることで下半身の負担が減り、痛みの軽減が期待できる場合もあります。
軽減したい症状がある方、身近な方やご家族にお悩みの方がいらっしゃいましたら、悩まず当院のスタッフと一緒にお身体を和らげていきませんか?
改善していく上でのポイント
肉離れ改善においては、まず適切な休息が不可欠です。痛みや腫れを感じる部分を無理に使わず、体を休めることが大切です。
次に、アイシングを行い、炎症を抑えることも重要です。冷却により血流を制御し、回復を助けます。その後、ストレッチや軽い運動を取り入れることで、柔軟性を高め、筋肉の緊張を緩和することが有効です。特に、患部を無理なく動かし、周囲の筋肉を強化することがポイントです。
また、栄養の摂取も大事で、タンパク質やビタミンを含む食事が回復を促進します。
最後に、再発防止のために適切なウォームアップやクールダウンを心掛け、運動後のケアを怠らないことが重要です。
これらのポイントを実践することで、肉離れからの回復を軽減が期待できるように進めることができます。